ロボット療法:歩行アシスト

当院では、先端技術を導入した歩行リハビリテーションの一つにHonda歩行アシストを使用したリハビリテーションを導入しています。

○ Honda歩行アシストとは

人の歩行理論の研究を応用して作られた、歩行訓練の補助を目的とした機器です。

  1. Honda歩行アシスト(右図)を、歩くのが困難な患者様の腰と太ももに装着します。
     
  2. 内蔵されたセンサーが「足の振り出し」と「足の蹴り出し」を感知します。
     
  3. モーターが駆動し、「足の振り出し」と「足の蹴り出し」を、患者さんの歩行パターンに合わせて補助することにより歩幅を広げ、歩行速度を速めます。
     
  4. 歩くときの足の動く範囲や歩く速さなどを測定し、その場で確認することができます。また、どのくらい改善したか測定した結果を比較することができます。
     
  5. 3つの訓練モードを、患者様の症状に合わせて選んで使用できます。

 

○ Honda歩行アシストの主な適応

脳疾患、整形外科疾患などで、歩行は自立しているが、筋力低下などで見守りや介助が必要な患者様
(個々の患者様で適応可能かどうか判断して使用します)

(写真)Honda歩行アシスト
ホームページより一部改変して引用