回復期リハ病棟

現在、急性期病院では在院日数の短縮化が推進されており、十分なリハビリ訓練が受けられないまま転院するケースが多くなっています。
回復期リハビリテーション病棟を有する当院では、急性期病院からの転院後に、充実したリハビリテーション訓練を受けることが可能です。

当院には常勤のリハビリテーション専門医が所属し、経験豊富な理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士により、全人的なリハビリテーション訓練を、365日実施しています。

初期評価に始まり、リハビリ訓練処方・多職種によるリハビリカンファレンスにより、情報交換・治療方針を決定し、訓練室の現場で、リハビリ専門医が観察することにより、常に訓練内容について訓練士と検討を重ね、必要な方には適切な時期に適切な装具を処方します。

患者様の残存機能を最大限に生かしつつ、過介助にならないよう、リハビリ訓練場面だけでなく、病棟生活自体が家庭復帰・職場復帰のための訓練の場になるよう、取り組んでいます。

ケースによっては療養型病院・老人保健施設等への転院・入所となる場合もありますが、自宅退院される場合は必要に応じ、事前に家屋評価を行い、在宅生活支援について担当ケアマネージャーと調整を行います。
医療保険の範囲内で適応のある限り、入院でのリハビリ訓練の後、退院後も通院によるリハビリ訓練の継続が可能です。

当院でのリハビリ訓練終了後は、一定期間、リハビリ医による定期外来診察にて、自宅での生活状況を確認させて頂きます。

※当院の回復期リハビリテーション病棟は、117床です。

入院対象となる方
  1. 脳血管障害、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症、義肢装着訓練を要する状態または、手術後2ヶ月以内

  2. 大腿骨・骨盤・脊椎・股関節・膝関節の骨折または二肢以上の多発骨折の発症または手術後等2ヶ月以内

  3. 外科的手術または肺炎等の治療時の安静により生じた廃用症候群を有しており手術後または発症後2ヶ月以内

  4. 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経筋または靭帯損傷後1ヶ月以内

  5. 股関節又は膝関節の置換術後の状態

  6. 上記1~4に準ずるもの

転院・入院するには
  1. 原則的に、現在入院中の病院からの紹介をいただいたあと、入院判定会議を行い、入院日を調整していきます。

  2. 姫路近隣の急性期病院とは「地域連携パス」の活用によりスムーズな転院調整に努めています。

  3. パス連携外の病院に入院中の方も、紹介状をいただければ、入院検討させていただきます。

お問合せ先

石川病院・地域連携室

までお問い合わせください。

リハビリ病棟