人工関節センター
平成28年7月1日より 「人工関節センター」 が石川病院に開設されました。欧米では1960年頃より人工関節置換術が行われるようになり数多くの手術が行われ優れた治療効果が報告されています。日本国内でも関節疾患の治療法として効果があることが広く認識されるようになり、近年、人工関節の手術件数が著しく増加しております。
人工関節とは
正常な関節は骨の表面を覆っている軟骨同士が接触して動くために痛みなく滑らかに動きますが、この骨の表面を覆っている軟骨がすり減ると、軟骨の下の骨が露出し骨と骨がぶつかるため、強い痛みを生じます。運動療法や薬、注射など手術以外の治療で十分な効果が得られず、日常生活が困難になったり、旅行に行ったりできなくなるなど自分のやりたいことができない場合、人工関節置換術により活動的な生活を取り戻すことが可能です。人工関節置換術は関節のすりへった軟骨の代わりに骨の表面を人工素材で被覆し滑らかな動きが得られ、骨と骨が擦れなくなり痛みの根本原因を改善する治療法です。
実際の症例
術前
手術前のO脚変形膝
術後
人工膝関節手術後変形も正常に
人工膝関節手術
人工関節センターでは、患者様に寄り添いADL・QOL向上を目的とするため診断→手術→社会復帰(日常生活復帰)までをしっかりとサポートいたします。
QOL | 人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念です。 | ADL | 食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本行動を指します。 |
最近の日本の医療体制では手術後早期に退院しなければならない病院が多くなり、十分なリハビリテーションを行うためには他の病院に転院が必要になっていますが、当院では、手術から術後のリハビリテーションをして自宅へ退院するまで当院で一貫した治療が可能です。術後のリハビリテーションは人工関節治療の重要な部分であり十分な日数をかけて、リハビリテーションを行うことが可能です。つまり、遠方の方は入院で十分な期間のリハビリテーションができます。近隣の方は早く退院して通院でリハビリテーションも可能な体制です。 こうして患者様一人一人がいつまでも元気に歩けるカラダでもっと幸せな生活をおくれるように日常生活復帰をしっかりとサポートいたします。
術後のリハビリテーション
診察時間 | 水曜日 15:00~17:00(要予約) |
センター長 | 整形外科部長 津村 暢宏医師 |
ご挨拶
私は、兵庫県立リハビリテーション中央病院にて平成2年より平成26年9月まで24年間にわたり人工膝関節置換術および人工股関節置換術の手術を多数行って参りました(平成25年9月30日時点で総人工関節置換術数855件)。これまでの多くの経験に基づき高い技術力により精度の高い手術を提供できるものと考えております。
平成27年10月より当院に赴任して以来、低侵襲手技による人工関節置換術、術後疼痛の軽減対策、クリティカルパスの変更など、より円滑に人工関節治療ができるように取り組んで参りました。当院の人工関節置換術の件数は就任前の平成26年に比べて飛躍的に増加し良好な結果を挙げてまいりました。当院の人工関節手術件数は平成26年15件 平成27年26件 平成28年9月末までで 51件と徐々に増加しています。
【人工関節センター長の経歴】
1982年3月 神戸大学医学部卒業
1982年5月 医師国家試験合格
1982年7月 神戸大学医学部整形外科学教室入局
1988年4月 米国オハイオ州 クリーブランド クリニック 留学
1990月6月 兵庫県立総合リハビリテーションセンター
(現 兵庫県立リハビリテーション中央病院)
1991年7月 博士医学の学位取得
1997年6月 GOTSトラベリングフェロー
2006年4月 兵庫県立総合リハビリテーションセンター 副院長
2008年4月 国立大学法人神戸大学医学部 臨床教授
2014年10月 済生会兵庫県病院 整形外科部長
2015年10月 医療法人 仁寿会 石川病院 整形外科部長
2016年7月 医療法人 仁寿会 石川病院 整形外科部長 兼 人工関節センター長
膝・股関節等の関節痛でお悩みの方、セカンドオピニオンを希望される方は、お気軽にご相談下さい。
人工関節センター受診を希望される方へ
予約方法
石川病院(代表)079-252-5235へお電話ください。その際、人工関節センター受診の旨をお伝えください。毎週水曜日15:00~18:00の予約診察となります。診察予約をお取り致します。ご都合が悪い場合はご相談ください。
当日、診察予約時間の30分前までにご来院ください。問診を御記入頂く必要があります。